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浮世絵 歌川国芳「韓信の股くぐり」 

普段、人目には触れない“ケ”の日常の座敷に、昔から掛けられている額装があります。 江戸時代の浮世絵師・歌川国芳が描いた「韓信の股くぐり」の逸話です。 若い頃、貧しかった韓信は屠殺場の若者に侮辱され、 「刺せないなら俺の股をくぐれ」と挑発されます。 彼は黙って股をくぐり、周囲は臆病者と笑いましたが、 後に大将軍となり、 「大志ある者は小さな恥辱を耐え忍ぶ」と語り継がれています。 なぜ、この作品が日常の部屋に掲げられてきたのか。 それは、当家の先人が、網元であっても、 どの時代においても大志を持ち、謙虚であるべき という教えを、後世に残そうとしたからではないか—— その想いを受け継ぎ、私たちは氷見の歴史文化を未来へ繋げて参ります。 補足情報ですが、この歌川国芳作「韓信の股くぐり」は全く同じものがイギリスの大英博物館にも所蔵されています。 https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_1906-1220-0-1336?selectedImageId=1614079867 In the “ke” , the everyday, unadorned part of the house—an area rarely seen by visitors—there hangs a framed artwork that has been displayed there for generations. It depicts the tale of “Han Xin Crawling Between the Legs,” illustrated by the Edo-period ukiyo-e(浮世絵) master Utagawa Kuniyoshi(歌川国芳) . In his youth, the impoverished Han Xin was insulted by a young butcher who taunted him, saying, “If you won’t stab me, then crawl between my legs.”  Han Xin silently endured the humiliation and passed beneath him. Onlookers mocked hi...

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